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名古屋東急ホテル

Our Work

私たちの仕事

客室 フロントレセプション
客室 フロントレセプション
今は当日の客室収入の伸びを気にする毎日を過ごしています
今は当日の客室収入の伸びを気にする毎日を過ごしています

我が家は年末年始に家族で旅行することが多い家でした。子どものころから、いつも笑顔で迎えてくれるホテルや旅館のスタッフに好感と憧れを抱いていました。大学を卒業する際、就職先のひとつとして検討したのが名古屋東急ホテルでした。ここに勤めたいという特に強い希望を持っていたわけではなかったと思います。気づけば入社から7年が経とうとしています。

入社後は、客室部門一筋ですが、職場はハウスキーピング、ベル、ドアと変わり、3年前からフロントレセプションで勤務しています。フロントはゲストの宿泊手続きやお問い合わせ、お手配などが主な仕事だと思われがちですが、実は当日の客室収入を引き上げるという大切な業務を担っています。当日朝の残室を確認して、様々な情報を基に当日の販売見込室数を予測して販売価格を設定します。残室が多ければ稼動を優先した販売が、残室が少なければ価格重視の販売が求められるため、かなり細かな調整を繰り返します。

客室 ロビーサービス
ゲストとのつながりを大切にしたい
ゲストとのつながりを大切にしたい

フロントやロビーでは常に多くのゲストと接するので、ゲストを覚えることも大切な仕事です。ドアを担当していたときはゲストの会社名や役職、社用車や自家用車のナンバーを覚え、フロントでは必ずゲストのお名前でお呼びするなどしています。
お客様に自分のことを覚えていただいていたときは、ゲストとのつながりができた喜びを感じますので、多くのゲストとのつながりを大切にしたいと思っています。あるとき、夜遅いご到着のご家族がいらっしゃいました。その際、お母さまから娘さんが4歳の誕生日を迎えるので、朝食の際に何かしてほしいと頼まれました。すでに朝食会場のレストランは営業を終了していましたので、翌朝一番でシェフに相談させていただき、フルーツの盛り合わせを作ってもらえることになったので、お誕生日祝いで差し上げているホテルのキャラクターのぬいぐるみとメッセージカードを添えてもらうように頼みました。頃合いを見計らって様子を見に行くと、レストランのスタッフから家族みんなが喜んでくれたと教えてもらえました。忘れられない嬉しい思い出になっています。

一方では、失敗したことももちろんあります。特にフロントに異動したばかりのころは、業務をこなすのに精いっぱいでホテリエとして大切な笑顔を忘れていて、ゲストから笑顔がないと注意されてしまったことがあります。大きな問題にはなりませんでしたが、自分自身が情けなくなったことを覚えています。

そんな私ですが、客室支配人や総支配人を目指したいと思うようになりました。もちろんそのためには多くの知識と経験が必要であることは承知の上です。今は英語学習に取り組んでいますし、会社が推奨するe-ラーニングを利用したマネジメントの勉強も始めました。

学生の皆さんにも、今しかできない経験をたくさん積み重ね、引き出しを増やしておくことをお勧めします。旅行でもアルバイトでもいいと思います。一見すると仕事と無関係にみえることでも、いつの日か役立つことがある。そんなふうに思えるからです。